新車の4型ハイエースの持込で、ベバストFFヒーターはもちろん電装品のフルスペックと言うくらいの施工のご依頼です。
まずはベバストFFヒーター取り付けの紹介です。
ハイエース車内の板張りはユーザーさんが購入したものです。ベバストヒーターの配管用穴を開けたり、本体を固定したりするのであらかじめ位置出しをしておかないといけません。
しかし、フロアパネルを敷いてしまうと下のような燃料タンクのサービス窓が隠れてしまいます。
この燃料タンクサービス窓は、車内にある車種と無い車種がありますが、ハイエースは車内に存在しています。
このふたを開けて中から部品を取り出しこの部品に燃料取り出し管を加工して取り付けます。
そして車内のサービス窓が無い場合やフロアパネルが敷き詰めてある場合は、いったん燃料タンクを下ろして作業をしなくてはならない為、工賃が加算されてしまうことに・・・。
なので、今回は、フロアパネルを敷く前に燃料取り出し管を施工し、パネルを敷いた後、ベバスト本体の取り付け施工をしました。
本当は、サービス窓の部分だけフロパネルが外せるようにしてあると あとあとメンテナンスし易いですね。
この方法はガソリン車の施工方法です。ディーゼル車は車体下に通っている燃料ホースに分岐ホースを施工すればいいので、比較的簡単です。ただ、ディーゼル車でも上のような取り出し管施工しなければならない車種もあります。
これは燃料タンクと部品の位置関係によって燃料がうまく吸えない状況の恐れがあるタイプです。燃料がうまく送れないと不完全燃焼を起こしやすくなり、不具合が生じます。
D5やキャラバンなどはそれにあたります。
ベバストヒーターのコンピューター診断に来る方の中で、すすがたまったり、作動したりしなかったりという症状の車の中には、この施工方法が間違っている車もありました・・・残念!!